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XHTML(Extensible HyperText Markup Language)とは
HTMLをXMLの文法に基づいて再定義したものです。
今まで曖昧さのあったHTMLを厳密なXMLを基に再定義しています。
HTMLとXHTML、HTML5との相違点として以下の項目が挙げられています。
番号 | HTMLとXHTMLとの相違項目の内容 |
---|---|
1 | 要素名及び属性名は小文字でなければならない |
2 | 要素には終了タグが必要である |
3 | 属性値は常に引用符で括られなければならない |
4 | 属性の省略化はしてはならない |
5 | ‘id’および‘name’属性をもつ要素は、‘id’属性を使用する |
要素名と属性名を記述するとき、HTMLでは大文字でも小文字でも良かったのですが、
XHTMLでは大文字と小文字を区別して認識するため、小文字で記述しなければなりません
HTML記述サンプル | XHTML記述サンプル |
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<H4>要素名及び属性名は小文字でなければならない</H4> <P>要素名と属性名を記述するとき、HTMLでは大文字でも小文字でも良かったのですが、 XHTMLでは大文字と小文字を区別して認識するため、小文字で記述しなければなりません</P> |
<h4>要素名及び属性名は小文字でなければならない</h4> <p>要素名と属性名を記述するとき、HTMLでは大文字でも小文字でも良かったのですが、 XHTMLでは大文字と小文字を区別して認識するため、小文字で記述しなければなりません</p> |
終了タグが必要です。
XHTMLとHTMLの大きな違いにHTMLでは<li>、<p>、<dt>、<dd>、<tr>、<th>、<dt>などの
特定要素で、終了タグを省略することが出来ましたが、XHTMLでは必ず終了タグを記述します。
HTML記述サンプル | XHTML記述サンプル |
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<BR> <UL> <LI>リスト項目 </UL> |
<br/> または <br></br> <ul> <li>リスト項目</li> </ul> |
全ての属性値は引用符で括ります。
XHTMLの属性値は引用符を省略することが出来ましたが、XHTMLでは必ず引用符で括ります。
引用符はシングルクォーテーション(’)、ダブルクォーテーション(”)どちらでも使用することができます。
HTML記述サンプル | XHTML記述サンプル |
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<IMG SRC="sample.jpg" ALT=> |
<img src="sample.jpg"
alt=""/> |
属性の値は必ず記述します。
HTMLではchecked、selected、nowrap、compact、disabled、noresizeなどの属性の値は
省略することが出来ましたが、XHTMLでは必ず記述します。
HTML記述サンプル | XHTML記述サンプル |
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<INPUT TYPE="radio"
VALUE="チェック済み” CHECKED> |
<input type="radio"
value="チェック済み” checked="checked"/> |
要素の識別のためにはID属性を指定する。
XHTMLではID属性の値を重複して使用することは出来ない。
(同じ値を設定する場合はクラス属性を使用する)
HTML記述サンプル | XHTML記述サンプル |
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<A NAME="top" HREF="#"> | <a id="top" href="#" /> |
XHTMLでは、DOCTYPE宣言は以下のように記述していました。
(HTML 4.01 Transitionalの場合)
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01
Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">
HTML5では、以下のようなシンプルな記述となります。大文字と小文字は区別されません。
<!DOCTYPE html>